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川田悦子さん講演会(2004年10月2日 県民会館6階大会議室)


1週間ほど前に、実行委員会から聞いた話では、なかなかチケットの売上が伸びていないということでした。宮城ネットも協力を依頼されていたため人ごとではなかったのですが、ふたを開けてみればそれは杞憂だったようです。

会場では150名ほどの聴衆が、川田さんの話に熱心に耳を傾けていました。講演のタイトルは「力の支配にNo! ひとりからはじめる」。息子(二男の龍平さん)が血友病であるとわかり、さらには非加熱製剤によってHIVに感染し、というなかで川田さん本人はどう子どもに向き合い、社会や政治と向き合ってきたかという話を中心に約二時間、熱のこもった話しぶりでした。

自身の生き方がベースになっているだけに、「エイズ予防法はらい予防法を下敷きにつくられたもので、患者を世界から隔離するものであり、これではファシストがやってきたことと変わりがない。また血友病患者は除くなどという文言で、患者同士にも差別を持ち込むものだ」「厚労省は新しい感染症がでても動きません。人が死ぬのを見て見ぬふりをしているのが日本の行政です」(そういえばASANO知事はそこの役所出身だったよな。)「インフォームドコンセントとはお金のあるなしで治療に差をつける為にあるようなもの」といった発言は、いままで書物などで知り得たことではあっても、聴衆を引き込む魅力を十分に持っていました。

彼女がいうように「教基法の改悪も、憲法の改悪も、イラクへの派兵も、私たちはダメだダメだというけれど、そういう時代になるべくしてなったのだ」ということではあるのだけれど、欲を言えばまさにそういう危機感に覆われた時だからこそ、現在を見つめるところを中心に話をして欲しかったという思いも感じながら会場をあとにしました。

宮城ネットからの参加者の皆さんご協力ありがとうございました。

(文責:高島)

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